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『歌謡曲からJ-POPへの礎~【ラフィンノーズ】』
【1985年4月28日】 チャーミーは、箱の上で取っていたクラウチング・スタイルから、徐々に膝を伸ばして... 【1985年4月28日】 チャーミーは、箱の上で取っていたクラウチング・スタイルから、徐々に膝を伸ばしていった。だが、箱の上から見たい光景が目の中に飛び込んできた瞬間、女の子の声援に心の中で答えたチャーミーの冷静さは跡形もなく消し飛んでしまった。確かにそれは自分で蒔いた種だっただろう。雑誌に広告を打ち、記事で今日のことを取り上げてもらったのはチャーミーだった。それだけではない。出来るだけ人の多く集まる場所で、レコーディングしたばかりのソノシートをタダでばら撒く、という戦術を考え出したのもチャーミーだった。腐った日常を抱えた通行人が行き交う街角に、どっさりとパンクスが集まる。めっちゃシブイやん。チャーミーは自分の考え出したアイディアの素晴らしさを疑わなかった。 (イメージ画像→引用元) しかし、昨日蒔いたばかりの種が、翌日の朝になってみると身の丈程のある作物になっていたら、どんな農夫だって腰