『両親』

日曜日の更新はイラスト日記にし、普段話さない事も書いていこうという事にしたけれど。どうでもいい事はいくらでもベラベラ喋るくせに、家族や昔の事を書こうと思うと意外と進まないものだ。 それでも、ここを書かないと出版する日記の構成が面白くならないように思うので、やはり書こうと思う。人生という作品には、上手くいかない時期や主人公の弱さ、みっともなさなんかがあった方が絶対面白いと思うから。 父母は両方とも美術の教員で、私が13才の頃別居した。そこから離婚までには、裁判も入れて15年以上かかった。これを書くのは彼らにとっては不名誉な事に違いなく、申し訳ないように思うが、先にこの事を言っておくのは重要な気がする。 母は油彩で人物をよく描いた。モディリアーニが好き、ポピーの花が好き、ワインレッドの口紅やマニキュアが好き、友達や同僚と旅行に行ったり、飲みに行ったりするのが好き。洋服やアクセサリーを買うのが好