『Bunkamuraザ・ミュージアムで「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」を観た！』

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」を観てきました。チラシにも図録の表紙にも「オフィーリア」が載っています。なんと言っても、今回の展覧会の「目玉作品」です。いや、こういう絵は、なんとなく女々しくて、僕は好きではないんですね。なんて、そんなことは言ってられません。 なんとロンドン留学中に夏目漱石がこの「オフィーリア」を観たという。そして「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」という出だしの文章でおなじみの「草枕」の中で語られているという。「草枕」は何度も読みましたが、それは知りませんでした。というか、「オフェーリア」が出てきたなんて、まったく記憶にない。ということでちょいと探してみると、ありましたよ、「ミレイ」が「ミレー」になっていましたが。「草枕」の始まってすぐ、17ページ後に「オフェ