おっさんの思い出

小３の頃、当時の担任の家に友達数人と遊びに行った。 担任が留守だとわかると、調子に乗った俺らは「おら、出てこいやー」だの「居るのはわかってるんだぞー」などと 子ども特有の悪ふざけをはじめた。 すると隣の家のおっさんが、バット持って「こらー、うるせー」って叫びながら現れた。 ひぃーとなった俺らはビビりまくり動けなかった。 おっさんは、俺らを道路に正座させ延々と３０分程、バットを肩に担いだまま説教し、帰っていった。 オチは特にないし、それからもその周辺には近づかなかったので話は終わるが、 自分がおっさんになったと実感した最近、そのことをよく思い出す。 思い出をありがとう、おっさん。

[AQM]

「思い出をありがとう、おっさん。」　ありがとうなんだな。おっさんいなかったら憶えてすらいないもんな。