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『葉書でドナルド・エヴァンズに』が何でかわからんけどおもろい
今日、本屋に行って、平出隆の『猫の客』を買おうとしたら売り切れだった 日本であまり知られていないよ... 今日、本屋に行って、平出隆の『猫の客』を買おうとしたら売り切れだった 日本であまり知られていないような気がするのに、世界22か国で翻訳されているという不思議な小説だ 数年前に読んだけど、手放してしまったので、もう一度買って文体とかを見たいなと思ったの 一軒家に住む夫婦のもとにどこからか猫が毎日訪ねてくるという「飼ってない猫についての小説」だった気がする 夫婦が住む一軒家は住宅街にあって、その猫が塀を沿って、路地裏から訪ねてくるルートを幾何学的に説明していたのを覚えている 小説の地の文で風景描写や位置関係を説明するときって大体のことをぼかして書くことが多いけど、『猫の客』は路地の形状を数学の図形問題の説明文みたいに理路整然と詳しく書いてたと思う 「円の中心Oから2㎝離れたところにある点P」とまではいかないけど、誰の頭にも順序だてて考えれば同じ配置図になるように設計された文だった 昔、『猫の客
2022/01/01 リンク