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カツ丼とセックス
行為が終わると男はベッドから体を起こし、足を投げ出し背中を丸め、女に背を向けて座った。 女はそんな... 行為が終わると男はベッドから体を起こし、足を投げ出し背中を丸め、女に背を向けて座った。 女はそんな男の行動に一抹の不安を覚えて上半身を起き上がらせ、その背中をじっと見つめた。 「なあ姐さん」 男は背を向けたまま女に話しかける。 男は誰に対しても「姐さん」と呼ぶ癖があった。 「カツ丼をはじめて食べたのっていつか、覚えているかい?」 男にそう問われて、女は動揺した。 「え?それは…覚えていません」 「それじゃあ仮に、未だカツ丼を食べたことがないとして、今になってカツ丼を食いたい。そう思うかい?」 微細な曲線を描く背中を見せながら男が問い、女は少し考えながらも直感的に答えた。 「ええと、きっと食べたい。そう思って食べに行くと思います」 「そうかい…」 男は深いため息を吐いた。 そこで女は、自分が何か間違った答えをしたような気がして、動悸が少々早まるのを胸に当てた掌越しに感じていた。 「カツ丼を食
2023/12/05 リンク