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『越境の時』を叱る - Arisanのノート
越境の時 一九六〇年代と在日 (集英社新書) 作者: 鈴木道彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/04/17... 越境の時 一九六〇年代と在日 (集英社新書) 作者: 鈴木道彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/04/17メディア: 新書購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (30件) を見る読んでるうちにだんだん腹が立ってきて、勢いで一気に読み終わった。 「たしかにすごいなあ」「見習いたいなあ」という思いと、「それは違うやろ」という思いとが、相半ばする本である。 優れたところは、たぶん他の人が書いてると思うので、ぼくはもっぱら不満を書く。 本書の眼目といえるのは、有名な金嬉老の事件と裁判闘争に深く関わった著者の体験をつづった第4章と第5章である。 事件の発生を知ったときの心境を、たとえば著者はこう書いている。 しかし私には、日本人であるというだけで、私たちはいつ何時でも同じように「人質」にされうるのではないかと思われた。彼らはいわば私の身代わりである。(p152) そして、
2008/02/16 リンク