経済学で考える、EXILEよりAKB48を選んだ場合の損失コスト

何事によらず意思決定は難しい。しかし、人生は意思決定の連続だ。 エンジニアは合理的だと一般には思われているが、物事を考える際に「こだわり」を持ちやすくもある。普通の人よりも正しい意思決定ができるかと問われると、筆者は素直にうなずけない。 今回は、意思決定を正しく行うための二つの「コスト」概念を紹介する。経済学の世界でしばしば取り上げられるこれらのコスト概念を、現実の意思決定で上手に使うと、端的に言って「得」をする。ぜひマスターして使いこなしていただきたい。 何かを選択するたびに結構高い代償を払っている「機会コスト」 第一の概念は「機会コスト」だ。機会コストとは「ある選択肢を採用したときに、他の選択肢を採用しなかったことによって失われる潜在的利益のうち、最大のもの」のことだ。 映画鑑賞料、6500円也 例えば、ある大学生が、家庭教師のアルバイトをすると日給5000円稼げる日に、1500円出し

[sketchlife]

★★★潜在的コストまで計算し（機会コストの評価）、過去の損得を切り離し（サンクコストの分離）、「これから変えられることについてのみ努力を集中する」ことこそ、意思決定のコツであり、人生のコツでもある。

[kenchan3]

例がわかりやすいような、わかりにくいような