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モダニズム建築を100年先へ残せ。大髙正人設計の全日本海員組合本部会館が保存・改修へ
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モダニズム建築を100年先へ残せ。大髙正人設計の全日本海員組合本部会館が保存・改修へ前川國男のもとで... モダニズム建築を100年先へ残せ。大髙正人設計の全日本海員組合本部会館が保存・改修へ前川國男のもとで学んだ戦後を代表する建築家のひとり、大髙正人が設計した全日本海員組合本部会館(東京都港区六本木、1964年竣工)が保存改修されることとなった。スクラップ&ビルドされるケースもあるモダニズム建築だが、この建物はなぜ生き残れたのか? 文=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 六本木を通ったことがある人ならば、この建築の姿を見たことがあるのではないだろうか。日本唯一の産業別労働組合である「全日本海員組合」(会員数約8万人)の本部会館だ。このビルは、前川國男のもとで学んだ戦後を代表する建築家のひとりで、千葉県立美術館や福島県立美術館なども手がけた大髙正人(1923〜2010)が設計したもの。六本木という日本でもっとも新陳代謝が激しいと言える地において、半世紀以上の歴史を持つこの貴重な建築が保存・改