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ワンダフルライフ(その2) - アブソリュート・エゴ・レビュー
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ワンダフルライフ(その2) - アブソリュート・エゴ・レビュー
(前回からの続き) ところでこの映画には是枝監督が意図的に放り込んだ問題提起がいくつかあり、一つは... (前回からの続き) ところでこの映画には是枝監督が意図的に放り込んだ問題提起がいくつかあり、一つは自分の記憶を捏造する女性、一つはビデオを見て「大切な記憶」を探す渡辺氏、そしてもう一つは記憶を選ばないことを選択する伊勢谷君である。伊勢谷君は一つだけ記憶を選ぶなんてしたくないといって選択を拒むフリーターだが、これは映画自らの設定に対する内なる批判となっている。ところがネットにはこれをそのままこの映画の欠点であると見なす意見があるようで、これはちょっとおかしいと思う。 先に書いた通り、この映画は記憶に関する実験場なのであり、「死者が一つだけ記憶を選択しなければならない」というのは単なるエクスキューズ、仮の理由づけに過ぎない。それは映画の本質ではなく、映画技法でいうところのマクガフィンに相当するものだ。当たり前のことだが、是枝監督はこの映画で「人間は一つだけ記憶を選んで他は捨てるべきだ」と主張し