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4万冊に囲まれて/草森紳一(エッセイスト)/70歳 - サーカスな日々
草森紳一さん70歳(くさもり・しんいち=評論家)20日、心不全のため死去。葬儀は近親者で行う。 北... 草森紳一さん70歳(くさもり・しんいち=評論家)20日、心不全のため死去。葬儀は近親者で行う。 北海道出身。慶応大中国文学科卒。「婦人画報」などの編集者を経て、美術、写真、文学、漫画など古今東西の文化史の幅広い領域で評論活動を展開した。硬軟の題材に関心を寄せ「物書き」を自称。読書家としても知られた。73年には、千代紙やすごろくの意匠から江戸文化の振幅を論じた「江戸のデザイン」で毎日出版文化賞を受賞。他の著書に「マンガ考」「ナンセンスの練習」「随筆 本が崩れる」など。 草森紳一さんの本は、書棚に何冊もある。読みやすいのだが、とっても分厚い。とっても労力がかかっているなという印象はある。だけど、重苦しくはない。かるみがある。そこに独特のポジションがある作家であった。 年齢的には開きがあるが、草森紳一さんはどこか植草甚一さんと共通点があるなあ、と思っていた。 だけど、植草さんはとてもダンディであ
2009/03/10 リンク