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ノン=メジャー・レーベル頌(その1)
レコード(CD)の売り上げが年々減少しているそうだ。インターネット経由のデータでの購入や音楽媒体の... レコード(CD)の売り上げが年々減少しているそうだ。インターネット経由のデータでの購入や音楽媒体の多様化などが原因といわれている。それによって、有名な演奏団体や演奏家を専属として抱え、費用をかけて録音し、世界的な販売網で大量に販売するという手法が通用しにくくなった結果、レコード業界の再編が進んでいる。 筆者がレコードを聞き始めた50年ほど前にレコード店で手に入るものは、欧米の大手レコード会社の子会社か提携している日本の会社が製造し販売しているレーベルしかなかった。イギリスEMIのエンジェル、デッカのロンドン、ドイツ、ポリドールのドイツ・グラモフォンとアルヒーフ、テレフンケン、オランダのフィリップス、アメリカのRCAビクターとCBSコロンビアといったいわゆるメジャー・レーベルである。現在こうしたメジャー・レーベルは、ユニヴァーサル・グループ(ドイツ・グラモフォン、デッカ、フィリップス)、ワー