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夕闇せまる上野駅にかぶさる機関助士のモノローグ - 荻野洋一 映画等覚書ブログ
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夕闇せまる上野駅にかぶさる機関助士のモノローグ - 荻野洋一 映画等覚書ブログ
『ヒューゴの不思議な発明』を見たら、先日テレビで見たある1963年の作品のことが頭に浮かんだ。 映画の... 『ヒューゴの不思議な発明』を見たら、先日テレビで見たある1963年の作品のことが頭に浮かんだ。 映画の発明が列車の走行とともにあった事実をそっけなく脇へ追いやり、蒸気機関車C62の運転士と助士がたがいに点検の号令を叫びながら、ものすごい速度で走り抜けていく。ここでひたすら問題とされるのは「安全」への飽くなき追究であり、鉄道員は研修所で、「一生のうちで一度として安全を怠ることは許されない」と叩きこまれる。今を生きる私たちはこの「安全」という言葉を聞いたとき、なにやら無力感と救いようのない悔悟の念を抱かざるを得ない。「安全」は取り返しのつかぬレベルでこの列島から喪失してしまった。 記録映画作家・土本典昭の名高い監督デビュー作『ある機関助士』。この作品はたしかに、前年に発生した常磐線の鉄道事故を受け、国鉄が罪滅ぼしで企画したPR映画ではある。しかしそれでも、緊張した運行業務が終わり、助士の安逸を