精神「障害者」という呼称をめぐる討論 - ＰＳＷ研究室

ＰＳＷは「精神障害者の社会的復権と福祉のための専門職」とされています。 この札幌宣言（１９８２年）で、ＰＳＷは自身を定義し、協会は機能回復しました。 僕が、ＰＳＷとして精神科病院で働き始めた年のことです。 ＰＳＷの業務の対象者は、国家資格になる以前から「精神障害者」でした。 「精神障害者」と言う用語は、ＰＳＷにとって自明のこととして使われていました。 学問基盤である社会福祉の世界で、「精神障害」と呼び習わしていたためでしょう。 高齢者領域、児童領域とならんで、障害者領域の一分野として「精神障害」はありました。 「精神障害者」という法律・行政用語は、戦後の精神衛生法（１９５０年）からです。 それまでは精神病者監護法（１９００年）が生きていて、あくまでも「精神病者」でした。 精神衛生法で「精神障害者」が定義されました。 「『精神障害者』とは、精神病者（中毒性精神病を含む）、精神薄弱者及び精神病

[ishikawa-kz]

札幌宣言のことが少し出てくる。