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高橋睦郎「小夜曲 サヨコのために」 - 詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)
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高橋睦郎「小夜曲 サヨコのために」 - 詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)
山口小夜子に捧げられた詩である。高橋は小夜子に「詩」を見ていた。高橋にとって小夜子の「衣装」は詩... 山口小夜子に捧げられた詩である。高橋は小夜子に「詩」を見ていた。高橋にとって小夜子の「衣装」は詩にとっての「ことば」であり、「着る」ことは「書く」ことであった。 たとえば 古い門 新しい階段 布を裁ち ミシンを踏む学校 教科書で指名され 立ちあがり 読まされて 忘れられない一節 「化粧術は死者をよみがえらせ 衣裳術は蘇生者を立ちあがらせる」 それは 遠い古代の死んだ国の谺 いいえ お墓の中からの なつかしい声 「化粧術は死者をよみがえらせ/衣裳術は蘇生者を立ちあがらせる」がほんうとに教科書に書かれていた文章か。また山口小夜子がほんとうに感動したことばか。それはわからない。むしろ、それは高橋が山口小夜子のためにつくりだしたことばのように思える。そして、高橋自身に向けて発していることばのように思える。 「ことばは死者をよみがえらせ 詩は蘇生者を立ちあがらせる」 高橋のことばは山口小夜子をよみが