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「文」について語ってみた - うさとmother-pearl
恥ずかしながら、大学は国文科だった。何がやりたくて国文を専攻したかったかというと、実は、「文体」... 恥ずかしながら、大学は国文科だった。何がやりたくて国文を専攻したかったかというと、実は、「文体」がやりたかったのです。たとえば、夏目と鷗外は、文体が違う。何行か読むとそれがわかる。いったいその違いはどこから来るのかを知りたかったのである・・・しかし、卒業論文の課題を決める段階になり、それを考えるのはあまりにも難しいということに気づいた。ま、そういうわけで、卒論は、形容詞の名詞化接尾辞における意味の相違についてなんてところで、お茶を濁してしまった。難しそうに聞こえるけど、100マイルくらい逃げてしまった訳です。 画家がその人らしさを一目でわからせるように、プロの技は、「その人」であることが大切だ。文章もまたしかり。ああこの人のなんだわって思わせたら、もうプロの領域に片足を突っ込んでいる。しかし、文章には、色や音がないので、なかなか大変な技である。漢字、ひらがな、カタカナのバランス。語彙、句読
2005/10/10 リンク