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脇役たちの焦燥感と希望 上遠野浩平「ブギーポップは笑わない」|好書好日
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脇役たちの焦燥感と希望 上遠野浩平「ブギーポップは笑わない」|好書好日
電撃文庫の新人賞、電撃ゲーム小説大賞(現・電撃小説大賞)を受賞し、1998年に出版された上遠野(... 電撃文庫の新人賞、電撃ゲーム小説大賞(現・電撃小説大賞)を受賞し、1998年に出版された上遠野(かどの)浩平『ブギーポップは笑わない』が、2度目のテレビアニメ化(現在放送中)と合わせ、新装版で刊行された。 今なお続編が刊行中の『ブギーポップ』シリーズは、しばしばライトノベルの歴史を変えたベストセラーと評される。ファンタジーが全盛だった当時のライトノベルに現代劇の潮流をもたらしたきっかけのひとつであり、同じく電撃文庫がライトノベルを代表するレーベルへと躍進する上でも大きな役割を果たした。本シリーズや上遠野からの影響を公言する作家も、ライトノベルの内外を問わず多数、存在している。 しかし、そうした評価とは裏腹に、本書のあらすじ自体は簡単で、女子高校生・宮下藤花の別人格である「変身ヒーロー」ブギーポップが、学園に潜む人食いの怪物を退治するという、実に単純な、よくある話にすぎない。けれども本書の特