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「薔薇はシュラバで生まれる 」笹生那実さんインタビュー 少女漫画の黄金期支えた「アシ」の青春|好書好日
文:若林理央 写真:斎藤大輔 笹生那実(さそう・なみ) 高校3年生のとき、「笹尾なおこ」のペンネームで... 文:若林理央 写真:斎藤大輔 笹生那実(さそう・なみ) 高校3年生のとき、「笹尾なおこ」のペンネームでデビュー。その後アシスタント生活をしながら「笹生那実」もしくは「さそう・なみ」として作品を発表。30代で漫画家を引退した後、40代から同人誌活動を開始。20年後、同人誌即売会「コミティア」でアシスタント時代のエピソード漫画を含めた同人誌を販売していると、購入したイースト・プレスの編集者から声がかかり本書の出版に至った。 高3で漫画家デビュー ――「薔薇はシュラバで」というタイトルは洒落が効いてインパクトがありますね。 現代ならありえないような少女漫画制作現場を、若い方にもわかりやすいように伝えるにはどの言葉が良いかと考えたときに、しっくりきたのが「シュラバ」でした。「漫画家は締め切り前は修羅場になる」という認識が、当時より広がったのも理由の1つですね。 ――笹生さんが漫画を描き始めたのはい
2021/02/15 リンク