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「通訳者と戦争犯罪」書評 加害の場に立ち会う者に責任は|好書好日
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「通訳者と戦争犯罪」書評 加害の場に立ち会う者に責任は|好書好日
ISBN: 9784622096177 発売⽇: 2023/06/20 サイズ: 20cm/282,26p 「通訳者と戦争犯罪」 [... ISBN: 9784622096177 発売⽇: 2023/06/20 サイズ: 20cm/282,26p 「通訳者と戦争犯罪」 [著]武田珂代子 言われてみれば、確かに戦争に通訳者は不可欠だ。交戦国とは言語が異なることが多い。民間人や捕虜との意思疎通には言語的な仲介者が必要となる。実際、第2次世界大戦では多くの通訳者が日本軍に従軍した。終戦後彼らは、捕虜の虐待などを扱うBC級戦争犯罪裁判の被告となった。 拷問の場に立ち会った通訳者も虐待の責任を問われるべきか。ただのメッセンジャーだとして免責されるべきか。通訳者でもある著者はこの問いを掲げ、戦犯裁判で日本の通訳者がどう裁かれたかを検証し、戦争・紛争時に通訳者が置かれる構造を理論的に考察した。 起訴された通訳者は105人。ほとんどが有罪判決を受けた。死刑となった31人の半数以上が、旧植民地出身者だ。裁判では、通訳者が虐待に関与したかどうかが