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花巻市東和町土沢の火事で焼死した松尾利明さんはマンションの住人から「しばらく来ないで」と言われ花巻市にも転入届を受取拒否されていた
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花巻市東和町土沢の火事で焼死した松尾利明さんはマンションの住人から「しばらく来ないで」と言われ花巻市にも転入届を受取拒否されていた
岩手県花巻市の小さな商店街で11日朝、火災があり、出火元の隣の住居から1人の男性の遺体が見つかった。... 岩手県花巻市の小さな商店街で11日朝、火災があり、出火元の隣の住居から1人の男性の遺体が見つかった。岩手の文化や自然に憧れ、「ついの住み家に」と東京から3日前に引っ越してきたばかりだった松尾利明さん(72)。新型コロナウイルスの感染を警戒され、入居が決まっていたマンションの住民に「しばらく来ないで」と告げられた。市からも転入届の提出を待つよう求められた。追われるように仮住まいに移ったばかりの悲劇だった。 東京都大田区で暮らし、以前は会社勤めなどをしていた松尾さんは、約30年前から同市を訪れていた。親しかった市内の男性飲食店主(62)によると、松尾さんは「全国の記念館や博物館を訪れるのが趣味」と話していたという。中でも、宮沢賢治らの記念館があり温泉街でも有名な花巻を気に入っていた。店主は「2019年は1~2カ月に1度は訪れていたようだ」と振り返る。 松尾さんは「終活の場所を探している」と話し