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工藤會VS福岡県警 「逆らう者は許さない」手榴弾によるクラブ襲撃事件“最凶組織”のやり方 | 文春オンライン
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工藤會VS福岡県警 「逆らう者は許さない」手榴弾によるクラブ襲撃事件“最凶組織”のやり方 | 文春オンライン
かつて「暴力の街」「修羅の街」と呼ばれた福岡県北九州市。全国唯一の特定危険指定暴力団「工藤會」が... かつて「暴力の街」「修羅の街」と呼ばれた福岡県北九州市。全国唯一の特定危険指定暴力団「工藤會」がこの街を牛耳っていたからである。しかし今、工藤會の屋台骨がぐらついている。福岡県警による相次ぐトップ検挙。一体何があったのか――。 現場を指揮した元刑事が、工藤會壊滅を本気で志すきっかけとなったという「倶楽部ぼおるど襲撃事件」の全貌を、このほど発売される「県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実」(文春新書)から抜粋する。 ◆ ◆ ◆ 平成15年8月18日、月曜日の午後9時過ぎ、ちょうど私が帰宅したところだった。小倉北署担当の捜査員から電話が入った。 「倶楽部ぼおるどに爆発物が投げ込まれました。犯人は(工藤會系)中島組のKです。Kは現場で取り押さえられましたが意識不明です」 「はじめに」で触れたクラブ襲撃事件である。実行犯の工藤會系組員が投げ込んだ手榴弾によって、その店で働いていた女性たち12人が