「結局どれが真正のミクちゃんなの？」現役ボカロPが語る、初音ミクの“キャラクターとしての特異性” | 文春オンライン

今年8月31日に音声合成ソフト「初音ミク」が15周年を迎える。かつてインターネット上を中心に盛り上がりを見せていた「ボカロ」音楽は、今や米津玄師やYOASOBIの大ヒットによって、J-POPを語る上で外せないものとなった。 ここでは、2016年から東京大学教養学部にて開講されている講義「ボーカロイド音楽論」を再構成した鮎川ぱてさんの著作『東京大学「ボーカロイド音楽論」講義』より一部を抜粋。キャラクターとしての初音ミクの位置づけについて紹介する。（全2回の2回目／前編を読む） ◆◆◆

[ghostbass]

キャラクター性が曖昧すぎるんだけど何故かそれを上回る統一感というか

[heavenward]

良い論考。ミクさんはパラメータ受容度の高いインスタンスを多数存在させつつ、基底クラスの知名度もある稀有なキャラクターなんよな

[dalk]

初音ミクは遍在する。

[otoan52]

1リスナーとしては「役者」に近い見方をしてるかな。演じられる役から何となくその人のパーソナリティを感じ取ろうとしている。「声」が同じだから「同じ人」であると認識して、キャラを統合しようとしてる感じ。

[masudanohitokoto]

ミクにもお姉さんキャラとかそういう位置づけは一応あるけどね。牙城が崩せないのは初代ボカロだから、という点も大きい。

[julajp]

顔はあるけど、どうにでも幾らでもあり。解釈次第。ポストキャラクター。それを理解、受容できる、文化的生育性。