部下には「武勇伝」よりも、「失敗談」を語るべし

こんにちは、冨山真由です。この連載では、「行動科学マネジメント」に基づく「部下に動いてもらう技術」をお伝えしています。行動科学マネジメントは米国のビジネスや教育の現場などで大きな成果を上げている、行動心理学や行動分析学を基礎としたマネジメント手法を日本人向けに最適化したものです。「誰がやってもうまくいく」再現性の高いこのメソッドを、皆さんの日ごろのマネジメントに役立てていただければうれしく思います。 この連載は「部下に動いてもらう技術」を、3つのステップで身につけてもらえるよう構成しています。最初のステップ（第1、第2回）は、部下やメンバーとの間で「お互いに親近感を抱ける、ちょうど良い距離感」を築くポイントについて。次のステップ（第3、第4回）は、仕事の指示や頼み事をする際に「理解と納得感を深めてもらう」ためのコツについて。そして、3ステップ目（第5、第6回）は、部下やメンバーに「意欲や達

[himaryman]

失敗談を語るには、現在進行形で有能ポジションにいないといけない。最近の若い人は、「失敗した人のアドバイスなんて聞いても時間の無駄」とか、恐ろしいことを平然と言う。