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鼻息で抹茶が舞ったから【新連載:会いたいから食べるのだ】|クリエイティブのコアとカラーに迫るメディア「CORECOLOR〜コレカラ」
鈍色の鉄のテーブルを挟み、私の正面に女性が座っていた。色白の肌にそばかすが散っていて可愛い。艶の... 鈍色の鉄のテーブルを挟み、私の正面に女性が座っていた。色白の肌にそばかすが散っていて可愛い。艶のある黒髪のボブから、寄木細工のピアスがちらりと覗く。 店主さんがすべすべとしたお皿を2枚、鉄のテーブルに静かに置いた。乳白色のお皿に映える、鮮やかな緑色のお菓子。手のひらに収まる丸いタルト生地には、抹茶とホワイトチョコを合わせたガナッシュが詰められている。タルト表面の半分だけ抹茶の粉でお化粧しているのが、新緑の木陰のようで美しい。 メニューに「手でお召し上がりください」と書かれていた抹茶のタルトを、彼女はそっと掴み、口に運んだ。私はその様子をこっそり見届け、ひと呼吸置いてからタルトをかじる。 ホワイトチョコのまろやかな甘みが、抹茶の濃い苦味をやさしく際立たせる。歯形がつくくらい固めのガナッシュだが、舌ざわりがとてもなめらかで、苦味の余韻を残して儚く溶ける。やっぱり何度食べても美味しい。感動のあま
2023/09/28 リンク