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文藝春秋新年号の中吊広告から − 日本人の知性劣化と「呪術の園」 世に倦む日日
電車の中吊に文藝春秋の1月号の宣伝広告が出ていて、早速、オアゾの丸善本店まで行って頁を捲ってみた... 電車の中吊に文藝春秋の1月号の宣伝広告が出ていて、早速、オアゾの丸善本店まで行って頁を捲ってみた。丸善本店は二階に雑誌コーナーがあり、エスカレーターを上がった正面に文藝春秋を積み並べたワゴンが配置されている。買う前の中身の確認のつもりだったのだが、案の定、看板に偽りありで衝動買いを思いとどまった。広告は「司馬遼太郎さんの予言 - 没後十年をむかえて」と目立つ字で書かれてあり、司馬先生の大きな顔写真が右側に配されていた。この記事が今号のメインであり、この記事タイトルで客を寄せているのだが、実際に頁を開くと、何とその記事を書いているのは養老孟司で、養老孟司による司馬遼太郎論だった。たちどころに興味を失って購買中止の意思決定を下したが、立ち読みした実際の中身も粗末で、粗末と言うよりも、あれは文藝春秋の編集部が予め文章のアウトラインを準備して、それに養老孟司に加筆編集させたのではないかと思われる内
2006/09/24 リンク