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CA1997 – 図書館に求められる水害への備え / 加藤孔敬,川島 宏
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CA1997 – 図書館に求められる水害への備え / 加藤孔敬,川島 宏
図書館に求められる水害への備え 日本図書館協会図書館災害対策委員会:加藤孔敬(かとうよしたか),川... 図書館に求められる水害への備え 日本図書館協会図書館災害対策委員会:加藤孔敬(かとうよしたか),川島 宏(かわしまひろし) はじめに 自然災害が多発化し激甚化している。特に豪雨や台風等による記録的降雨は、洪水被害・土砂災害等を発生させ、図書館も浸水被害を受けている。筆者らは図書館関係者の防災意識向上と被災図書館の間接・直接の支援を行う日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会(1)の委員であり、訪問調査も行う場合がある。複数の館を訪問した平成30年7月豪雨(西日本豪雨;E2056参照)では、5館で資料が水損し、合計約18.6万冊の資料を失った。さらに令和元年東日本台風(台風第19号;E2208参照)では、公共図書館108施設で浸水や雨漏り被害があった。 『カレントアウェアネス』では、これまで資料の水損対応に関する記事を掲載してきた(CA1891、CA1926参照)。これらの記事は事後