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これはペンです / 円城塔 - 誰が得するんだよこの書評
不滅の小説。 中編2編が収録されており、表題作はものを書くとは何かという話で、「良い夜を持っている... 不滅の小説。 中編2編が収録されており、表題作はものを書くとは何かという話で、「良い夜を持っている」の方はものを読むとは何かという話です。そしてどちらも、不滅という珍しいテーマを扱っています。僕は「良い夜を持っている」の方が圧倒的に好きで、グレッグ・イーガン「順列都市」に類する作品だと評価します(最大級の賛辞)。架空の世界を構築する男の話という点では村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」と似ていますが、文体も内容もこちらのほうが百倍面白いです。 さて、「良い夜を持っている」では、異常な記憶力を持つ父が登場します。あまりにも記憶が鮮明すぎて、過去の回想と現在の知覚が区別しかねるほどの、超人的な記憶力なのです。この父は、それゆえ時間という概念をうまく理解できません。 たとえば、事象がA→B→C→Dと順番に発生するのを見て、その状態の変化を、僕たちは「時間が過ぎていく」と表現する
2012/04/04 リンク