苦しくて辛いとき寄り添ってくれる一冊『絶望名言』

普通、名言集といったら人を励ますものだ。 明けない夜は無いとか、出口のないトンネルは無いとか、あきらめずに頑張ればいつか夢はかなうとか。ポジティブにさせ、前を向かせてくれる言葉が並んでいる。エナドリのように気分をブーストさせるのに向いているが、ちょっと眩しすぎる。 本当に辛く苦しく落ち込んでいるときに、「ポジティブでいれば幸せしかない」なんて言われても、「せやな」としか返せない。後ろ向きのときに前向きの言葉は似合わない。失恋ソングなんてまさにそれで、悲しいときには悲しい曲を聴きたくなるものだ。 それと同様に、辛いとき、苦しいとき、自信を失って途方に暮れているときは、絶望的な言葉の方が心に沁みる。自分だけではなかったと慰められ、この気分に寄り添ってくれているように感じられる。 カフカ、ドストエフスキー、太宰治、芥川龍之介など、文豪たちが吐き出す絶望名言を紹介したのがこれである。 紹介する人は

[hucklehack]

名言書きっぱなしじゃなくこう丁寧に解説してくれてるなら読みたいかも

[ayakohiroe]

“「ポジティブでいれば幸せしかない」なんて言われても、「せやな」としか返せない”

[dgwingtong]

翻訳というのは下手をすると子供向け絵本にしてしまう

[ustar]

「心に棚を作れ！」「あえて寝ろ！」等々に救われて生きてます

[kjin]

これで少し癒される人もいると思うけど、同じ絶望、境遇を他者から言語化、解釈されて、「やっぱりこんなにだめなのか」となりそう。そこまででもないのかな？