好景気でも賃金が伸びない理由は企業の投資行動の変化にあった

京都市生まれ。京都大学で経済学修士号を取得した後、2000年4月に日本興業銀行（現みずほフィナンシャルグループ）でエコノミスト業務を始める。日本銀行、RBS証券などで調査業務を歴任し現在に至る。幅広い経済の分析と見通しを専門とする。 ＤＯＬ特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 2月上旬の株式市場の大幅下落には驚かされたが、日本経済が順調に回復しているとの評価を覆すほどのものではない。2012年12月から始まった景気拡大は、高度成長期の「いざなぎ景気」を超え、「戦後最長景気」（2002年2月～2008年2月）に次ぐ2番目の長さになったという。 むしろ、なぜこんなに長く好況が続いているのに「実感がない」と多くの人が感じるのか、を解き明かすほうが大事なテーマだろう。そして、それに

[tokage3]

内部留保勢か法人税上げでええんちゃうの？民間が「死んでも払わん」言うなら国が払うしかない。

[hiroaj]

好景気なのに金融を除いた全産業の売上高が1500兆円超えてすらいないから、賃上げに回す金がどこもないのよね。そして記事の説明のようになるー

[kechack]

かつてのように企業の投資が、雇用を生み、賃金が上がって消費が増えるといったメカニズムは働かなくなる。それどころか、海外で買収した企業や事業部門が伸びるとなれば、国内事業を縮小し雇用を減らす恐れもある