宝塚の現役劇団員が語った劇団幹部への不信感 「経営面の心配ばかりで当事者意識がない」 | AERA dot. (アエラドット)

宝塚大劇場＝兵庫県宝塚市 この記事の写真をすべて見る 宝塚歌劇団の劇団員のAさんが今年9月に死亡し、公演を中止していた宝塚大劇場（兵庫県）が、12月1日から再開した。ただ、公表された「調査報告書」の調査方法や内容についての信頼性に疑義が示され、「いじめ、パワハラは確認できなかった」と主張する劇団側に対する遺族側の不信感は根強い。現役の劇団員が口を開き、「弁護士をはじめ、劇団は悪くないという結論ありきのような……」などと語った。 【写真】宝塚時代のことをあまり語らない宝塚出身の女優はこちら 「労働基準監督署という役所が公平な目で、権限をもって調査に入ることはうれしい」 そう話すのは、現役の劇団員Xさん。 労働基準監督署が11月22日に歌劇団への立ち入り調査を実施したことについて、少しホッとした様子で話した。これまでも指摘されてきた、俳優らの過酷な労働環境の実態解明を目指すものだ。 ただ、11