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現実味を帯びるイギリス「EU離脱」という悪夢のシナリオ(笠原 敏彦) @gendai_biz
「パナマ文書」で課税逃れ疑惑が浮上したキャメロン首相。その余波はEU離脱問題にまで広がりつつある〔p... 「パナマ文書」で課税逃れ疑惑が浮上したキャメロン首相。その余波はEU離脱問題にまで広がりつつある〔photo〕gettyimages キャメロン首相の課税逃れ疑惑 イギリスは6月23日、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を行う。当初、離脱は否決されるとの見方が強かったが、ここにきて各種世論調査の結果は賛否ともに40%前後と拮抗し、イギリスのEU離脱が現実味を帯びる事態になっている。 風向きを大きく変えたのは、タックスヘイブン(租税回避地)の利用実態を暴露した「パナマ文書」で浮上したキャメロン首相の課税逃れ疑惑だ。とは言っても、非難の矛先が向く利益は300万円ほど。なぜ、この疑惑がEU離脱問題にまで影響を及ぼしかねないのか。 本稿では、国民の怒りの背景にあるイギリス版「政治とカネ」の実情とともに、パナマ文書が浮き彫りにするイギリスの「後ろめたさ」について論じたい。 本題に入る前に、キャ
2016/04/20 リンク