楽園はこちら側

「海外事情」に寄稿した文章です。許可を得てこちらに転載します（初稿）。書いたのは昨年１２月なのでデータはやや古くなりましたが、「総括」なので、内容は特に問題ないと思います。御覧ください。 緒言 日本の新型コロナ対策を「総括」、すなわち総合的なパースペクティブからまとめようとしたものが過去に２つ存在する。一つは、書籍になった「新型コロナ対応/民間臨時調査会 調査・検証報告書」[1]であり、もう一つは、政府が招聘した新型コロナウイルス感染対応に関する有識者会議が出した「新型コロナウイルス感染症へのこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に向けた中長期的な課題について」[2]である。 しかし、前者はどちらかというと「証言集」に近く、やや厳しい言い方をすれば、「個人の感想」集であり、属人的なものだった。データ解析、ファクトの解析には乏しかった。後者については政府に依頼されて役人が突貫工事でまとめたも

[You-me]

「善意は必ずしもよい結果を患者にもたらしません。いや、「俺はこんなに患者に尽くしているのに」という強い気持ちは、「だからつべこべ俺のやり方に文句を言うな」というメンタリティーに容易に変化します。日本の

[njamota]

医療の本質は「問いを立てること」。エリートコースの訓練は問いに答えることに集中しているので医者も答えるだけの人が多い。ゆえに呪術的な判断法にはまっていて本質と乖離した処方が多いのだ、という話。

[inakashoge]

「大学は学問のやり方を教わるところ」という表現があるが、確かに自分の医学生時代そのような講義を受けた覚えは無い。大学院生の時研究していた生科学教室で学問に対する真摯さや危うさを学んだ。

[usausa1975]

「悪意でやってる分には批判は簡単ですが、善意から発露されているだけに、この問題は根が深いです。」「ぼくが思うに、医療の本質とは、「問いを立てること」だと思います。」