未確認の報告書、電子カルテ起動時に注意喚起 - 横浜市立大病院などが診断情報の共有不足で防止策（医療介護CBニュース） - Yahoo!ニュース

横浜市立大附属病院（金沢区）と附属市民総合医療センター（南区）は、事故調査委員会の「画像診断結果情報の共有不足対策に関する提言」に基づく再発防止策を公表した。診断結果の情報が共有されずに患者が死亡した事案では、電子カルテに画像診断報告書の「未読」「既読」を管理する機能が搭載されていなかった。このため、電子カルテ起動時に未確認の報告書の一覧を表示して注意を促す機能を追加したという。【新井哉】 事故調査委員会の提言によると、医療センターでCT検査による膵臓がんの疑いがあるとする診断結果の情報が共有されず、適切な治療ができなかった患者が2017年10月に死亡した後、読影されていても報告書が依頼医に読まれていない場合が「かなり存在する」ことが判明。附属病院でも同様の報告が相次いだ。 こうした状況を踏まえ、事故調査委員会は、対応が必要と考えられる事例を検討。「未読・既読が参照でき、適切なフィードバッ