【巨人】「オレ、今年で辞めるわ」阿部、２時間号泣した引退決断の夜…番記者が見た慎之助 - スポーツ報知

引退会見が終始和やかな空気の中で行われた通り、阿部は番記者に愛される男だった。自主トレからキャンプ、シーズンと至近距離で接し、書き続けたスポーツ報知の歴代担当記者が「人間・阿部慎之助」を描く。 優勝した翌日の２２日、阿部は都内のある飲食店にいた。私が「祝勝会かな」と思って向かった場は、なぜか空気が重かった。その、ひと言目。「オレ、今年で辞めるわ」。大きな手で握手を求められた。全く、意味が分からなかった。ただ、阿部は目に涙をためていた。今にもあふれ出しそうだった。 「いや、本当に。ありがとう。マジだから。決めたから」。涙腺は崩壊した。原監督に現役引退を告げた、その日の夜。男はたまらず、泣きじゃくった。 間違いなく、将来の監督候補だろう。人柄、知識、視野、実績―。球団側の期待も高く、だから、責任のあるポストを用意するとみられる。阿部も、十分に理解しているからこその幕引きだ。でも、まだ、「やっぱ

[amanomurakumo]

こういうところを記者に見せるのは、ジャイアンツの選手らしくていいなあと思う。