『岐路に立つ精神医学』 明日はどうなる？ - HONZ

もう３０年以上も前の話。医学生として、精神科の講義をうけていた。テーマは精神分裂病、いまでいう統合失調症である。先生の話す内容が支離滅裂でまったくわからない。いつもは階段教室の中腹に座るのを常にしていたのであるが、その日は最後列・出入り口近くのアホ捨て山（© 久坂部羊）に陣取っていた。 隣の席にいた年かさの同級生に、まったくわからん、と話しかけたら、物知り顔に教えてくれた。”仲野、あほかおまえは。まだ説明されてないけど、これは分裂病の患者さんなんや。最後に教授が出てきて、典型的な分裂病の患者さんはこういった話をします、っていうて終わるんや”と。 なるほど、それなら仕方あるまいと、おとなしく最後まで聞いていた。しかし、誰もやってこなかった。やっぱり講義だったのだ。難しすぎる、と、その日を限りに、精神科の勉強はあっさりあきらめた。そんなであるから、精神科の知識は素人に毛が生えた、それも私の髪の

[takahiro_kihara]

図書館にあるようだから、見てみるつもり。

[kamei_rio]

確かに要因は複雑だけど、海外の大手製薬会社が新薬開発から撤退（プラセボ効果が大きすぎて実験のコストが高い）ってのはキツいなー

[feather303]

**海外の大手製薬企業は向精神薬の開発から撤退することを表明しているという。新薬の臨床試験をおこなっても、プラセボ（偽薬）の効果が大きすぎて、コスト的に割があわなくなってしまっているというのだ。**

[monsterdoctor]

「ゲノム解析などで精神疾患の発症に関与する可能性のある遺伝子をスクリーニング」がもう大変。1000ドルシークエンスすら達成されてないし、ゲノム情報を網羅的に集めることも倫理の壁が立つ。

[rin002]

因子が多すぎて突き詰める事が不可能な気がする

[reikon]

脳科学者を擁する学際センターに務める者としては、脳研究の発展が精神疾患の原因解明や治療に役立つことを願わずにはいられません。

[roadman2005]

これは憤慨する場面か RT @handainakano: おぉっ、権威と！　権威と言われたのははじめてのような気がする。RT @KatoTadafumi: 何と、エピジェネティクスの権威、仲野徹先生が『岐路に立つ精神医学』のレビュ...