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『異端カタリ派の歴史 十一世紀から十四世紀にいたる信仰、十字軍、審問』 - HONZ
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『異端カタリ派の歴史 十一世紀から十四世紀にいたる信仰、十字軍、審問』 - HONZ
読者の皆さんは、「異端」という言葉からどのようなイメージを連想されるだろうか。おそらく、おどろお... 読者の皆さんは、「異端」という言葉からどのようなイメージを連想されるだろうか。おそらく、おどろおどろしいイメージの類ではないか。しかし東欧で興り(ブルガリアのボゴミル派)、11世紀に西欧に伝播したキリスト教の一派、カタリ派は、聖職者(完徳者、完徳女)自らが額に汗して働き、力を否定し純粋な神への愛を共有する原始キリスト教共同体のような良き人たちの集団であった。 本書はカタリ派の歴史に真正面から取り組んだ700ページを超える力作で、間違いなくカタリ派の全貌を現代に蘇らせた決定版である。なお、カタリという言葉はこれまで清浄を意味すると解されてきたが、著者によるとカタリ派の敵であるローマ教会が下痢(悪徳を垂れ流す)の意味で用いたそうだ。 カタリ派はローマ教会から徹底して敵視された。それはカタリ派が二元論を信じていたからである。神は天、霊、魂を造ったが、地、肉体、物質は悪しき神が造った。彼らは「ヨハ