リバタリアンとしてのマルクス : 池田信夫 blog

2010年06月26日20:59 カテゴリ経済 リバタリアンとしてのマルクス 菅首相の「第三の道」や神野直彦氏の「強い社会保障」に共通にみられるのは、マルクス主義の影響である。浜田宏一氏の本にも「日本資本主義論争」が出てきて驚くが、彼らの世代まではマルクス主義の影響は圧倒的で、団塊世代ではマルクスと心中して人生を棒に振った人がたくさんいた。彼らに共通しているのは、資本主義が必然的に分配の不平等を生み出すので、それを政府が是正しなければならないという平等主義だ。 しかし実は、マルクス自身は「分配の平等」を主張したことは一度もない。それどころか、彼は『ゴータ綱領批判』でこう主張しているのだ：権利とは、その本性上、同じ基準を適用するということにおいてのみ成り立ちうる。しかし不平等な諸個人は、同じ基準によって測定できるが、それはただ彼らを同じ視点のもとにおき、ある特定の側面からだけとらえる限りでの

[NLW]

おもしろいこというね

[HideAutumn]

興味深い。

[yosh0419]

1の※が秀逸＞彼らがマルクスだと思っていたものは、実際は日蓮だったんでしょうかね。

[dombly]

『通俗的な誤解を清算し、一人の思想家として彼(マルクス)を再評価することは、資本主義を考え直す上で避けて通れない』

[okemos]

ハイエク・フリードマンが再分配を肯定するのに、マルクスが否定するのは、ハイエク・フリードマンがケインズ同様、資本主義の維持を考えていたのに、マルクスは資本主義の次を考えていたからでしょ。

[sizukanayoru]

"残念ながらマルクスの予想は間違っていたが、彼の論理は一貫している。それは徹底的に自由で効率的な生産を行なえば、分配の平等は問題ではなくなるということだ。"

[API]

もう何でもありかよｗ

[endo_5501]

あの時代でこういう発想ができたというのはやはり天才だったと思うが、ちょっと発言が先走りすぎていた感じがある/まあ、それが受けた理由の大きな所だと思うが

[louis8917]

RT @ikedanob: 池田信夫 blog : リバタリアンとしてのマルクス

[toaruR]

『爆発的な富の噴出』……確かに魅力を感じる