デフレの正体は「高齢化」ではない : 池田信夫 blog

2010年10月13日09:38 カテゴリ経済 デフレの正体は「高齢化」ではない きのうのUstream中継でも話題になったことだが、「日本は高齢化社会だから活力がなくなる」という宿命論は、問題のすりかえである。もちろん高齢化は事実であり、労働人口の減少によって成長率が低下することは事実だが、近ごろ話題の『デフレの正体』のように、デフレの原因はすべて高齢化のせいだという話はナンセンスである。 上の図を見れば明らかなように、日本の高齢化率が世界最高になったのはここ数年で、最近20年をみると主要国の平均程度である。合計特殊出生率(2004)をみても、日本の1.29に対して、韓国1.16、台湾1.18、シンガポール1.24、香港0.93と、少子化はアジア諸国のほうが急速に進んでいるが、こうした国の成長率が落ちたという話は聞かない。 本質的な問題は、人口減少でも高齢化でもない。人口が減ると一人あた

[takeboruta]

社会福祉などを効率で話すと、嫌がられる日本社会

[cloud602]

この人の話はいつも難しくてよくわからないが、なんとなく合ってそうな気もするので一応ブックマーク。

[yukidarumays]

”日本の最大の問題は「老人の高福祉・若者の高負担」であり、この世界最大の「格差社会」は、まだ始まったばかりである”―→ならばどのような道があるのか。”老人の低福祉・若者の低負担”がその道筋なのか……？

[kikai-taro]

「「市場原理主義がワーキングプアを生んだ」とか「高福祉・高負担か低福祉・低負担か」といった図式で考えるのは見当違い」

[perfectspell]

この人、"生産性"推しだからな。//高齢化率の絶対値だけでなく変化率も見ないと。1990年から明らかに上向き加減が違うでしょ。//高齢化で生産性上昇てドコの国で実現したの?　直感的に無理そうなんだが。

[GiGir]

「デフレの正体」は人口の逆ピラミッドの上方が資本を貯め込んで吐き出さないのは構造的な問題として、ほぼこのエントリと同じ指摘をしていたと思うのだが。

[sea_side]

問題は「賦課方式」ではない。積立方式にしたからってどうなるってんだよ。

[chnpk]

生産性が低いのは大した成長産業もないのにただ雇用を確保するためだけに無駄なワークシェアした結果。で、大した産業がない理由に企業の高齢化もあったりしてナカナカ複雑という印象が。

[JULY]

合計特殊出生率の話は余計。それは数十年後のを予測するための数値であって、たかだか６年前の数値で今の諸外国と比較しても無駄。本題は、同様の話をシノドスで片岡剛士氏も書いている。

[sybianoid]

「人口が減ると一人あたりの資本が増えるので、生産性(TFP)が上がればGDPも増える。問題は、高齢化を補う生産性の上昇が起きていないこと」

[georgew]

日本の高齢化が世界にも類のないほど急速に進行したため、雇用慣行や社会保険などの改革が追いつかない > 同感。分かっちゃいるけど体が動かんという感じ。

[tmsbb]

　『雇用問題と年金問題の根は同じである。日本の高齢化が世界にも類のないほど急速に進行したため、雇用慣行や社会保険などの改革が追いつかない』

[tacticslife]

おおむね同意なのだが、現在の政治家を選んでいるのはその高齢者層であり、もし若年者世代の投票価値を高めたら、違ってくるのかも。

[ueshin]

きのうのBLOGOS対談で感心した指摘。逆さになった人口ピラミッドに制度が追いついていないということか。