特攻作戦を生んだ「動機の純粋性」 : 池田信夫 blog

2012年05月13日12:23 カテゴリ本 特攻作戦を生んだ「動機の純粋性」 私の書評がきっかけになって、『失敗の本質』が売れている（アマゾンで71位）。本書は、海軍の元幹部がその「失敗の本質」を語った録音テープをもとにしたドキュメンタリーの書籍化である。テレビ番組の書籍化は私も何度かやったことがあるが、番組よりおもしろいものには決してならない。本書もその例外ではないが、400時間ものテープを音声で編集するより活字で整理したほうがわかりやすい。 ここで語られている失敗のパターンも『失敗の本質』と同じだが、おもしろいのは特攻隊についての第2章だ。従来の公式見解では、特攻出撃を命じたのは当時の軍令部などの海軍の中枢ではなく、「現場の熱意」だということになっているが、反省会の中では「軍令部も参謀本部も事前に了解していた」という証言が出てくる。取材班が調べると、神風特攻隊の前に人間魚雷「回天」の

[waman]

『このような美意識で命を犠牲にできるのは日本人の強みでもあり、弱みでもある。それは「できるかできないか一切考えない。ただやる。無我だ。真っ白だ。突撃だ」という・・・日本人の職業倫理のコアである。』

[n_y_a_n_t_a]

これは首肯せざるを得ない。国内の組織で日々起きていることだ。そしてそれに対しては誰も（公式には）反論できない。

[yoshihiroueda]

話は橋下につながるのかー！

[orihime-akami]

特攻作戦を生んだ「動機の純粋性」

[tacticslife]

『失敗の本質』は3月末に売れたのは池田さんの書評のおかげだけど、最近のは『超入門～』とその広告のせいのような気がする。