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初速 - Wikipedia
M1A1エイブラムスの発砲の瞬間 砲内弾道における初速(しょそく、英語: muzzle velocity)とは、弾丸が... M1A1エイブラムスの発砲の瞬間 砲内弾道における初速(しょそく、英語: muzzle velocity)とは、弾丸が砲口を離脱するときの砲身に対する弾丸の相対速度であり[注 1]、銃口速度ないし砲口速度ともいう[1][2][注 2]。 砲口速度の範囲は、拳銃の場合の亜音速の毎秒340 m以下から、戦車砲から発射されるAPFSDSのような徹甲弾の毎秒1,800 m以上まであり、後者の速度はほぼ化学装薬で達成できる限界値に近い。弾丸の速度は砲口で最も高く、その後は空気抵抗によって徐々に低下する(厳密には砲口から数cmから数mまではガスが吹きつけるため、速度がわずかに上がる)[注 3]。 通常の銃や大砲では、砲口速度は装薬の質(燃焼速度および膨張率)と量、弾丸の重量および砲身の長さに依存する。燃焼速度の遅い装薬は完全に燃え終えるまでに時間を要するため、同じ弾では長い砲身を、同じ砲身では重い弾丸