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肝吸虫 - Wikipedia
肝吸虫(かんきゅうちゅう、学名:Clonorchis sinensis) は、ヒトを含む幅広い哺乳類を終宿主とし、肝... 肝吸虫(かんきゅうちゅう、学名:Clonorchis sinensis) は、ヒトを含む幅広い哺乳類を終宿主とし、肝臓内の胆管に寄生する吸虫の1種。古くは肝臓ジストマと呼ばれてきた。 概要[編集] 日本列島、中国、台湾、朝鮮半島と東アジア一帯に広く分布し、東南アジアではベトナムに分布するが、タイには似た生態で別属のタイ肝吸虫 Opisthorchis viverrini が分布して地域によってヒトに濃厚に感染しており、これと同属の猫肝吸虫 Opisthorchis felineus が、シベリアからヨーロッパにかけて分布し、ヒトにも感染する。 日本では1917年、愛知県立医学専門学校の武藤昌知が肝吸虫の第1中間宿主がマメタニシであることを突き止め[2]、1920年には発育環を解明した[3]。 形態[編集] 肝臓内の胆管に寄生している成虫は平たい柳の葉のような形をしており、体長10-20 m