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辰砂 - Wikipedia
辰砂(しんしゃ、英: cinnabar)は硫化水銀(II)(HgS)からなる鉱物である。別名に賢者の石、赤色硫化水銀... 辰砂(しんしゃ、英: cinnabar)は硫化水銀(II)(HgS)からなる鉱物である。別名に賢者の石、赤色硫化水銀、丹砂、朱砂などがある。日本では古来「丹(に)」と呼ばれた。水銀の重要な鉱石鉱物。 概要[編集] 不透明な赤褐色の塊状、あるいは透明感のある深紅色の菱面体結晶として産出する。『周禮』天官冢宰[1]の鄭注に「五毒、五藥之有毒者」のひとつにあげられる[2]など、中国において古くから知られ、錬丹術などでの水銀の精製の他に、赤色(朱色)の顔料や漢方薬の原料として珍重されている。 『史記』巻128貨殖列伝[3]には、「巴の地方にいた清という名の寡婦は、先祖が丹穴を手に入れたことで、数世代にわたり巨利を得ていた」(而巴寡婦清、其先得丹穴而擅其利數世)と、辰砂の発掘地を見つけた人間が巨利を得た記述がある。 中国の辰州(現在の湖南省近辺)で多く産出したことから、「辰砂」と呼ばれるようになった
2020/07/18 リンク