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フィリピン米国離れ中国接近の真相 ドゥテルテ大統領のしたたかさ その1 | "Japan In-depth"[ジャパン・インデプス]
大塚智彦(Pan Asia News 記者) 「大塚智彦の東南アジア万華鏡」 毎度お騒がせのフィリピンのドゥテル... 大塚智彦(Pan Asia News 記者) 「大塚智彦の東南アジア万華鏡」 毎度お騒がせのフィリピンのドゥテルテ大統領は、9月6日からラオスで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議、東アジアサミットなど一連の会議で最もメディアの注目を集めた「時の人」になった。もっともその理由が暴言や失言、会議欠席など会議本来の目的や議題とは遠くかけ離れた問題ばかりで、各国首脳の反応は徐々に冷めたものになり、メディアも「本論、本筋ではないものの報道しないわけにはいかない」ために報道し、その報道がまた物議を醸すという悪循環が続いた。終わってみれば「ASEAN首脳会議はドゥテルテの言動以外に何があったのか」という後味の悪い、印象の薄い会議となってしまった。 ドゥテルテ大統領自身がそれを望んだかどうかはわからないが、こうした結果に密かにほくそ笑んでいたのが中国であることは疑う余地がない。南シナ海を巡
2016/09/18 リンク