エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
プロローグ - 公女殿下の家庭教師(七野りく) - カクヨム
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
プロローグ - 公女殿下の家庭教師(七野りく) - カクヨム
――そこは死臭と憎悪に満ちていた。 おそらく、数百年に渡って使われずそのまま放置されていたのだろう。... ――そこは死臭と憎悪に満ちていた。 おそらく、数百年に渡って使われずそのまま放置されていたのだろう。古い魔法式の痕跡が見えるものの、殆どは機能を停止している。 カツンカツン、と螺旋階段を降りる音が響き渡るけれど、反響音が返ってこない。深い。 ……正しく、地獄への道行きってやつかな? どうやら、この塔に生きた人間は僕達しかいない。難儀な事だ。僕も、この人達も。 「おい! とっとと歩け! 間違っても、逃げれるなんて思うなよ? お前に付けられたその首輪と腕輪は特別性だ。外さない限り魔法は使えない。そのまま逃げても、探知は容易」 「しかも、四方は断崖絶壁で海。もう諦めろ。お前は目立ち過ぎたんだ。いきなり、死刑にしなかった我等の慈悲を有難く思うんだな――まぁ、死んでいた方がマシだったかもしれないが」 後ろから僕を押す二人の魔法士。 勝ち誇り、強い蔑みの視線を向けてきている。 ……ああ、懐かしいな。王