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第16話 論理融合 - 次元運送ウツツトライカ(cokoly) - カクヨム
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第16話 論理融合 - 次元運送ウツツトライカ(cokoly) - カクヨム
船内は真っ暗だったが、それはただの暗闇ではなかった。静寂の後、チリチリという高い周波数の音があち... 船内は真っ暗だったが、それはただの暗闇ではなかった。静寂の後、チリチリという高い周波数の音があちこちから発して聴覚を刺激した。壁や床、シートやディスプレイなど、そこにある全てのものが異音を発しているみたいだった。 やがてその音の響きが徐々に弱り、少しずつ静寂が訪れた。耳の奥ではまだ潮騒の名残のように音がさざめいている。 「船体情報の位相同期完了。論理融合を確認」 突然背後で声がした。 聞いたことのない声だ。 「ご苦労さん。照明を」 「了解」 数秒後、船内の照明が復活した。 暗黒に包まれた時間がどれくらいだっただろうか。長かったようにも、一瞬のようにも感じられた。光を失う事は時間のあり方を忘れてしまう事と等しいのかもしれない。一秒だったと言われても、一週間経ったといわれても信じる事が出来そうな気がしたが、何らかの空白が自分の中に生じたのは確かだった。 何かがおかしい。 何かが足りない。 疑問