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6-2 初手柄 - 風雲島国取り戦記~戦況図と歴史地図で追う月が静止した世界の偽史(真名千) - カクヨム
「シュタッと……」 文武は口の中で小さく呟いて城の外側に降り立った。攻囲が始まるまでは普通の場所だっ... 「シュタッと……」 文武は口の中で小さく呟いて城の外側に降り立った。攻囲が始まるまでは普通の場所だった空間がひどく頼りない危険地帯に感じられる。鎧の上に城壁という鎧を重ね着していたのを脱いだ感覚である。 鎧そのものも静粛性と逃げ足を優先して軽装にしているから心もとない。もっともフル装備では障子堀を越えるのも難しかっただろう。長い月蝕で月のない夜は非常に暗く、目を慣らしても足元が覚束ない。 なんとか堀の反対側まで移動して、二人いる部下のうちの一人が先に斜面を登ったところで 「ぐぇっ!」 と、くぐもった悲鳴をあげた!黒い影が部下の上を横切り、倒す様子がギリギリで文武の目に映った。反射的に味方を支援するため構えた槍を突き出していた。穂先が人体に突き刺さる生々しい感触が柄に伝わってくる。 誤って部下の身体に刺さったかもしれないが、それ以上は深く考えないことにした。 「背中を守れ!」 もう一人の部下
2023/03/29 リンク