古市憲寿『希望難民ご一行様』 - 紙屋研究所

わー、不快な本だなー。胸くそ悪い・オブ・ザ・イヤーに決定。 冒頭に著者が 本書は、読む人にとっては不快な本である。 と断り書きしている通りだよ。 つれあいが新聞の書評欄か広告で見つけて、買ってきてぼくに読め読めと押しつけたものである。 ぼくはコミュニティや居場所を作り出すことは現代において社会運動の重要な機能であるとこの「紙屋研究所」でくり返しのべてきた。それは左翼運動にかかわる若い人たちとの交流の結果得たものだし、様々な読書体験を通じて得た結論でもあった。 ところが、本書では、「ピースボート」の乗船体験やそこでのアンケート・インタビューをもとにして、その結論を否定する。このサイトでいろいろ論じているような、あるいはぼくが読んできたような論者や運動関係者を俎上にあげ、批判し、サブタイトルにあるような「承認の共同体」というものは幻想なのだとして、社会運動への悲観を述べて終わるのだ（必ずしもそ

[toratorarabiluna273momomtan]

『しかし､たとえば貧困という現実があれば目的は消えない｡その現実が解消されるまではそのｱｿｼｴｰｼｮﾝ的ｺﾐｭﾆﾃｨが強化されるのはむしろ必然といえる｡ｺﾞｰﾙを具体的に設定しそれにいたるまでの道筋を

[legnum]

「ある左翼を名乗る女性は「そういうのは暗くなるからイヤだ」と言ったのである。びっくりしてしまった。そしてその女性は「やきいも」や「バーベキュー」には積極的にかかわっていった」

[na23]

四象限の中に自分が入ってないってのが嫌らしいよなｗ　つまり著者は神。

[mickn]

http://dark.asablo.jp/blog/2010/08/30/5314416

[ortica]

[h:keyword:目的性]

[PAGZIN]

『運動の目的というものが、切実さや具体性をもっていないときに…「無目的共同性」に変質する』『団交という具体的交渉で解決することを積み重ねながら法律の改正や政治の改革に次第に思いが及んでいく』

[maturi]

id:dongfang99 氏のルサンチマン観を連想　”運動の目的というものが、切実さや具体性をもっていないときにいかにも容易にこうした「無目的共同性」に変質するという問題なのだ”　あと「気分はエグゼクティブ」

[came8244]

難民が承認を求めて自立するには日本共産党とか創価学会とか政治団体を作らないと意味ないでしょ。政党支持母体でもいいけど最後は票ですよ

[ze-ki]

良い書評。NPOとかで活動してる人は身近な問題に感じられるかも。

[gotanda6]

“ある左翼を名乗る女性は「そういうのは暗くなるからイヤだ」と言ったのである。びっくりしてしまった。”

[taro-r]

目的を広くすると具体性が弱くなり，目的を具体的にすると当てはまらない人が出てきたり…と，同じ組織を長く求心力をもって維持するのは難しいのかもしれないな。

[quagma]

"９条の穴埋めテストとかやって 正解できたのは122人中３人に過ぎなかった とか嬉々として書いて" 著者のこころざしの低さが透けて見えるようなエピソードだな…こんど読んでみよ。

[yohyouyohyou]

ものすごく高く評価してる書評