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秋の森のリス | ことば | 宮下奈都 | 連載 | 考える人 | 新潮社
リスは秋の森で胡桃を集める。冬に備えてそれを食べ、食べきれなかった分は翌日のためにこっそり隠す。... リスは秋の森で胡桃を集める。冬に備えてそれを食べ、食べきれなかった分は翌日のためにこっそり隠す。たとえば巣穴の奥へ、たとえば地面に穴を掘って。 ところが、リスはそれを忘れてしまう。たくさんのリスたちによって埋められた胡桃が、春になるとあちこちで芽を出す。そのうちの何本かは無事に葉を広げ、すくすくと背を伸ばし、胡桃の木に育つ。 文庫本は胡桃だ。書店は秋の森だ。町を歩いているときにふと立ち寄った店で、なにげなく見つけた文庫本を買い、持ち歩く。もちろん、読む。読みきれなかった分は、後で読むつもりで鞄やコートのポケットに、入れる。しまう。隠す。そして、忘れる。リスの流儀だ。これで次の春に芽を出す準備は整った。 文庫本というのは、大きくて重くて持ち運ぶことのむずかしかった単行本に翼をつけたかたちだ。小さくて、薄くて、読みやすく、買いやすく、持ち運びやすい。どこへでも連れていって好きな場所で読める。し
2016/04/14 リンク