二日目『稲生平太郎妖怪記』（『稲生物怪録』） - うきよのおはなし～江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ～

（行灯の灯が長く燃え上がる） （部屋の中が水で満たされる） 新日本古典籍総合データベース ※この記事では、国文学研究資料館所蔵品の画像データを適時加工して利用しています。 (CC BY-SA 4.0) ※画像は拡大できます。 【原文】 然《さ》れバ二日の夜も行灯《あんどふ》明かしけるに、火長く燃え上がり、後は天井に燃え付くと見えにける。 権八は予《かね》て約せしに任せ、宵より来たりしが、この躰《てい》を見るより、殊《こと》に氣を焦《あせ》りけれども、平太郎が騒がざれバ、後止む事無く帰りける。 其《そ》れより平太郎も捨て置きて臥しけるに、彼の焼けしと見えし天井を見るに、何の跡も無かりけるとぞ。 其の夜、平太郎臥しけるに後、居間の内、何とやらん生臭く覚えしが、俄《にわ》かに水 湧《わ》き出て、鼻へも入るかと思はれ、頓《やが》て起きて見れば、一間の内に湛《たゝ》へてける。 後ハこれも潮《うしほ》

[Kitajskaya]

妖怪軍団の戦法として、また妖怪たちが攻めてくると思いましたが、まさか怪奇現象で攻めてくるとは思いませんでした。彼らの戦術もいろいろなバリエーションがあるようで、敵ながらあっぱれというか、凄いです。

[URURUNDO]

今回は地味だなんて。地味じゃありませんよ！。いっぱしの怪異です。

[toikimi]

騒がずに放置、これが極意なんでしょうか。続きが楽しみです。

[mkonohazuku]

火と水ですか。怖さは十分ですけどね😄　次回も楽しみにしています🎵

[Kaimotu_Hatuji]

後が怖いので、百物語とこっくりさんはしないようにします。(´▽｀)

[munazouchan48]

二日目は地味にイヤなヤツがきましたわねえ・・・あ、三日目は女の生首を期待しますのよ (ﾟ∀ﾟ)

[kaze_no_katami]

あやかしの仕業か？

[aka_koushi]

とても地味とは言えないレベルだと思いますが、これから凄い妖怪が次々と現れてくるのでしょうか。続きが気になります！

[santa-baking]

ちょっと今回の怪異は地味？？？いえいえ十分に大騒ぎするレベルと思います。意志を持たない火や水が攻めてくるのですから。(=ﾟωﾟ)ﾉ

[harienikki]

まさに火攻め水攻め‼️(°▽°)私だったらパニクってますわ。(^◇^;)

[harenokuni2019]

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[kaedeya]

うーん。これくらいの怪異ならまだまだ…。『夢かな？』で済んでしまいそうです。次はどうなるかな。