［８］怪談「牡丹灯籠」（『伽婢子』より）～翁の話を聞いて荻原は恐ろしくなりました～ - うきよのおはなし～江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ～

『伽婢子《おとぎぼうこ》』［浅井了意作、寛文六（一六六六）年刊］巻三の三「牡丹灯籠」 ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 新日本古典籍総合データベース 【原文】 今、汝《なんぢ》ハ、幽陰氣《ゆういんき》の霊と同じく座して、是を知らず。 穢《けが》れて邪まなる妖魅《ばけもの》と共に寝《ね》て、悟《さと》らず。 忽《たちま》ちに真精《しんセい》の元気《げんき》を耗《へ》らし盡しくして、性分《せいぶん》を奪《うバ》ハれ、禍《わざハひ》来たり、病《やまひ》出侍らバ、薬石《やくせき》鍼灸《しんきう》の及ぶ所に非ず。 傳尸癆瘵《でんしろうさい》の悪証《あくしやう》を受け、まだ萌え出る若草の年を老《を》い先長く待たずして、俄《にハ》かに黄泉《よみぢ》の客《きやく》となり、苺《こけ》の下に埋もれなん。 諒《まこと》に悲しき事ならずや」 と言ふに、荻原初めて驚き、恐ろしく思ふ心付きて、有りの儘《ま

[Kitajskaya]

「恋は盲目」と言いますが、荻原さんは色恋よりは命を取ったんですね。賢明な選択とは思いますが、お爺さんの言葉に一瞬で目覚めたのは、色恋に溺れたそれまでの20日間でも心に理性はあったということでしょうねえ。

[keystoneforest]

化かされていたことにすぐに気付けて良かったです、、、でも、このまま簡単には終わらないですよね？

[sg8yktrt]

物知りお爺さんのお話でやっと気づいてくれた荻原さん、よかったです。美女だと思っていた人が骨女だと気づいたら…恐っ！！

[kaedeya]

お爺さんの語り口がただ者ではありませんね。何者でしょう。

[santa-baking]

荻原さん、おじいさんの話に耳を傾けることはできたのですね。理性が残っていて安心しました。(*^▽^*)

[mkonohazuku]

彼女が成仏してくれる方法が見つかると良いのですが。。この先が心配です

[kaze_no_katami]

若くて綺麗なネ～ちゃんに一目惚れして、もう死んでもイイと言ってたではないか。今更命を惜しむとは・・・！

[Hagalaz]

牡丹燈籠って実は怪談部分よりずっと話が長いのよね

[aka_koushi]

萩原さんがこのまま不幸のどん底に落ちてしまうのか、と思っていましたが、このおじさんに救われましたね。一安心です。この後何か新たな展開はあるのでしょうか？　気になっています。

[Kaimotu_Hatuji]

精気が奪われ食い尽くされ…って現実世界にもありそうな話ではとふと気づく。

[harienikki]

そりゃぁ、お寺に見にいっても住んではいませんわね。どなたか彼女の生前を知る人がいたら良いのですが…。